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【レビュー】ピクセル ライン DX【Nintendo Switch】

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目次

 


総評

点数:5.8 / 10.0

お絵かきパズルの一つとしてボリュームも十分に遊べる。「ピクセルラインのパズル集」であるため幅のある遊びはあまり無い。タッチ操作推奨。

本作と続編が入ったDX版があるため購入の際は注意。

ピクセルライン DX バンドル | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 


クリア状況

プレイ時間:約20時間

パズルモード34問のみ、ストーリーモードは全100問クリア済み。

 


ゲーム概要

同じ色・数字同士を、その数字分の距離で繋げるお絵かきパズル。ストーリーモードでは物語に沿ってパズルを解いていき、パズルモードではジャンルごとのパズルが遊べる。

ルールに従いイラストを完成させていく。

 


レビュー

手がたいお絵かきパズル

数字の組を繋ぐ単純なルールだが、その経路選びに頭を使う。10の同じ色の組があったとして、隣り合っている場合、もしくは10マス分離れている場合、前者は経路の選択肢が多いため、まずは後者のような経路が確定した組を埋めて選択肢を減らす。同じ数字・色の組が複数密集する箇所では、お互いの経路を邪魔せず、全ての組が成立する経路を探し出す等、論理的な思考が求められる。常に頭を使うわけではなく、数字とマス目の距離感を掴むことが出来れば、見た目以上にテンポ良く進められる部分もあった。特殊な実績を除いて、各問題に制限時間などのミッションなどが無い点も評価できる。

10・同色が2組同士近くに存在するため、左の状態では組み合わせも見つけにくい。右のように周囲を埋めることで経路まで絞ることができる。

色の種類も多く、完成していく過程も楽しむことができ、見た目通りドット絵を作成する感覚に近い。サイズの大きなイラストはその分だけ時間もかかり、問題数はストーリーだけでも100問、パズルモードで500問とボリュームも大きい。実績もあるがほとんどがクリアした問題数関係であるため、やり込み的要素としての役割は少ない。

ドット絵が割りと細かく問題数も多いため、ストーリーだけでもボリュームがある。

悪い点としては、他のお絵描きロジックなどにも言えることだが、ルールが最初から完結しており、ゲームの進行度に応じてギミックが増えるわけではないため飽きは来やすい。クリアしたお題に応じた別のイラストが開放されるなどの報酬も特に無いため、モチベーションも維持しにくい。

その他、雑記

ストーリークリア時の演出や各所のロードが長くややテンポが悪い。また、クリア時のSEの赤ん坊の笑い声がキャラと合っていないように感じた。

類似した色が並ぶ箇所、特に黒系統は同じ色を判別しにくかったため、選択中の数字・同じ色同士は強調するなどのアシストがほしかった。